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アジアカップからみるザックジャパンの展望

2011年01月30日 18:13

見事優勝カップを手にしたザッケローニ新監督。
アジアカップから見た新生サッカー日本代表を考察していきたい。


-吉田麻也-
今回大会で一番知名度が上がったといえばこの選手ではないだろうか。サッカーファンなら名前も知らなかったという人は珍しくないだろう。
今まで日本の最後の砦として立ちはだかってきた中澤と闘莉王だが、年齢的にも次回W杯は厳しくDF陣の再建を図られている日本。その中で抜群の安定感を誇る今野の相方に注目が集まっていた。当初は代表経験もある岩政と考えられていたが、ザッケローニ監督が指名したのはVVVフェンロの吉田だった。
岩政は闘莉王と同じ29歳。若返りと言うには程遠い中、オランダリーグで活躍する22歳に注目したザック監督。ここ2年は怪我に泣かされていたもののポテンシャルは高く、若き頃からユース代表に名を連ねている吉田。高い身長で空中の制圧力は代表にふさわしいレベルではないだろうか。

今大会は持ち味生かした魅力あるヘッドでの1得点と、手癖の悪さが招いた途中退場とで存在感を見せてくれた。若く吸収力があるので、判断の速さや連携、経験を積み安定感を増していってほしい。まだまだ発展途上の189cmが新CBとして大きくなってくれることを願う。


-パスサッカーと流動性-
日本が目指すサッカースタイルは、今も昔もパスサッカーである。昨日のオーストラリアのようなパワープレイには体格的にも恵まれていないこともあるが、日本は昔から中盤のタレントが豊富だ。世界に通用する司令塔が生まれ続けてきたことは日本にとって非常にありがたいことだった。前回W杯及び今大会でも、長谷部・遠藤・本田といった視野の広いパサーがいることにより、攻撃がより広く展開できた。ここからが今までの代表との違いである。
両サイドハーフが世界レベルだったという点だ。香川・松井の2人が前述の2人のパスセンスに追い付いているのだ。長谷部・遠藤が散らし、本田・香川・松井が前線を自由に駆け回りながら流れるように崩していく。特に基本に戻って全選手がワン・ツーの意識を持っていたのが目にとれただろう。

さらに注目すべきのはFK・CK=セットプレーである。今大会ではFKのほとんどが早いリスタートであり、前線の起点に放り込むということはしなかった。試合の流れを切らない事で相手に休む暇を与えず、ゲームの支配力にもつながっていた。
CKもショートやファー・ニアすべてを使い分けると共に、時間を止めない意識が浸透していたように感じた。


-犠牲の上の4-3-2-1-
前述したように今の日本には中盤、さらにサイドに至るまでタレントが生まれている。長友、内田両サイドバックもこれから成長が楽しみだ。ゆえに今のシステム上FWが一枚になってしまうのだが・・・ここが日本の最大の弱点だと言えるだろう。
1トップと言う事はセオリー通りに考えれば背負えるFWでなければいけない。屈強でキープ力があり、決めるべきところで決める決定力を持った選手だ。日本の最大の悩みは決定力。これに裏打ちされるように、世界に通用するFWが出てこない。今大会では前田が先発していたが明らかに役者不足。岡崎も李も同じだ。
この状況下で1トップというのは酷なのだが、MFに良い人材が揃ったための苦肉の策なのではないだろうか。

絶対的なFWを発掘することがW杯で優勝する最大の近道なのは言うまでもない。岡崎が海外でたくましくなるか、李や興梠、大迫といった選手が力をつけるか、ニュースターが生まれるか。4年後までに信頼できるFWが生まれない限りザックジャパンに未来はない。



さらに勝ち進むためには、選手層ももっと厚くならなければならない。昨日の決勝では怪我で松井と香川が抜けたために全くボールが回らなかった。両サイドハーフもJレベルで、ラインにはりつくようなプレーしかできなかったのが原因だろう。Jリーグにまだ見ぬ人材が埋もれているのだろう。そのあたりも含め、今後のザックジャパンに期待をしていきたい。

FIFAランキングが上がったとはいえまだまだ課題は山積みのサッカー日本代表。また私たちに感動を、そして4年後のW杯で憂愁の美を飾れるよう成長し続けてほしい。
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